Open Broadcaster Software(OBS)を使ってDVJをライブ配信する

自身のDJのPRの方法としてはDJMixを録ってMixcloudのようなサービスにアップロードするとかMixlrを使ってライブ配信するとか色々な方法があるのですが、ことVJとなると上述のようなPRできそうな方法やプラットフォームが無いんですよね。
ほとんどのVJの方が現場に足を運んでオーガナイザーやDJと仲良くなってコネを作ってオファーしてもらうという感じだろうだと勝手に思っています。(まぁ、それはDJも同じだと思いますが・・・)
そういう時にDJなら「MixcloudにMixあるので聴いてください!」と言えるのに、VJは「私VJできるんですよ!」としか言えないのはVJする側としても訴求点に欠けてツラいですし、オファー出す側も判断材料に欠けて困るわけです。

VJのPRのためにVJソフトの出力を録画してyoutubeにアップロードするとかは考えたのですが、VJのライブパフォーマンスは長時間にわたるので、キャプチャのファイルサイズが大変なことになるのは目に見えてますし、そもそもyoutubeがVJのPRに適したプラットフォームかというとなかなか難しいところではあります。(youtubeは完成された動画の配信プラットフォームでライブパフォーマンスの配信に適しているかというと微妙という意)

そこでライブパフォーマンスのPRがしたいならライブ配信プラットフォームを使ってしまえばいいのではと思い、実際にDVJ配信をやってみた結果を展開するのがこの記事の主旨になります。

結論だけさきにリンクを張っておくと、こんな感じのことが出来るようになります。
https://www.periscope.tv/touka_tt/1OwxWMYNmVDGQ?t=15s

配信プラットフォームを決める

まず大事なのが配信プラットフォームを決めです。配信プラットフォームにもいろいろありまして、例を挙げるとすると以下のような感じでしょうか。

  • youtube live
  • facebook live
  • ニコニコ生放送
  • ツイキャス
  • Periscope
  • twitch

それぞれ良い点悪い点色々あるのですが、僕はPeriscopeを採用しました。日本ではあまりなじみが無いサービスかもしれませんが、twitterが開発・提供するライブ配信プラットフォームです。採用した理由は以下の4点です。

  1. 試聴にログインが不要で配信URLさえ分かれば誰でもすぐに閲覧できること
  2. 僕のソーシャルメディアの主な活動場所がtwitterでありtwitterとの親和性が高いこと
  3. 配信時間の制限が今のところ存在しないこと
  4. 配信したものを動画として残すことができ、後から再生することが可能であること

配信時間制限が無いのはライブパフォーマンスの配信に結構なアドバンテージだと思います。
まぁ、これは皆さん各々で訴求していきたい相手やフィールドがあると思いますので、それに合わせて選択すれば良いと思います。好みの問題でどれがいいとか悪いとかでは無いです。

配信環境

さてここからが結構大変です。また、ここから先は各々の環境に依存します。以下はあくまで私の配信環境の一例です。DJプレイヤーやミキサーはDJのライブパフォーマンスをしようと思わないなら不要です。VJのPRがしたいだけなら代わりに1本wavを用意しましょう。

プレイヤー
XDJ-1000mk2 * 2
ミキサー
DJM-750mk2
PC
MacBook Pro Mid 2015
VJソフト
VDMX
配信ソフト
Open Broadcaster Software(OBS)

ここで重要なのはOpen Broadcaster Software(OBS)というライブ配信ソフトです。このOBSにDJミックスのマスター出力とVJソフトのマスター出力を入力し、動画配信プラットフォームに転送することが目標になります。

DJミキサーの設定

上記の環境で挙げた環境の場合ですと、DJミキサーとPCをUSBで結線し、DJミキサーをオーディオインタフェースとして使用して、マスター出力をとってくることになります。Pioneer DJのrekordboxなどは何もしなくても気を利かせてCH9/CH10のアウトプットを録音用のチャンネルと認識してくれるのですが、OBSはそんなことしてくれないので少し小細工が必要になります。
通常CH1~CH8はControl Signalの出力チャンネルになっているのですが、このうちCH1/CH2のアウトプットを録音用マスタの出力チャンネルとして設定します。
感の良い方はすぐ察しがつくと思いますが、ミキサーのCH1を使用したDVSが出来なくなります。もし、そういったDJが必要なら別途オーディオインタフェースを用意してミキサーのマスター出力をオーディオインタフェースに入力すると良いと思います(そうそう無いと思いますが・・・)。

VDMXの設定

次に映像ですがMacにはアプリケーション間で画像を転送するための仕組みがあります。VJさんにはおなじみだとは思いますがSyphonです。
幸いMac版のOBSは映像の入力ソースとしてSyphonが使用できます(素敵)。ですので、VJソフト側でマスター出力をSyphonに出力すればいいわけですね。
VDMXの場合は以下の手順でマスターのSyphon出力が出来るようになります。

  1. Workspace Inspectorを開き、Syphon Outputプラグインを追加する
  2. Syphon OutputウィンドウのMain Outputにチェックを入れる

簡単ですね。これはソフトによって違いますがResolumeなど普通のVJソフトならできるはずです。
VDMXについては公式のTutorialがあります。もし分からなければ見ましょう。

Periscopeの配信用認証キーを取得する

Periscopeは基本的にスマートフォン向けの配信プラットフォームでして、スマートフォンのアプリ以外の外部ツールを使用したライブ配信を行う場合には配信用サーバのアドレスと認証キーを取得する必要があります。
Periscopeにログインしたら「Periscope Producer」をクリック、「Create New Source」というボタンをクリックすると配信用サーバのアドレスと、認証キーをゲットできます。

OBSの設定

いよいよOBSを設定していきます。まず環境設定を開きましょう。

まず配信タブ。ここには、先のPeriscope Puroducerの設定で得られた配信用サーバのアドレスと、認証キーをコピペ。

次に出力タブ。映像のビットレートは800、エンコードはH264、音声は64で。

音声タブはひとまず全部Disableで大丈夫。

映像タブ。キャンバスサイズは960×540としましょう。

次に、OBSの入力ソースを設定します。

OBSのメインウィンドウの画面下の「ソース」のところの+ボタンをクリックしてサイフォンを選択。ソースとしてVDMXのMain Outputを選択します。これで映像の設定はおわり。

音声も同様に「ソース」のところの+ボタンをクリックして音声キャプチャを選択。ソースとしてDJM-750mk2を選択します。

うまく設定が出来るとこんな感じになります。あとは画面右下の配信開始ボタンをクリックすればPeriscopeに映像の配信を開始します。

で、どんな風に配信されるの?

https://www.periscope.tv/touka_tt/1OwxWMYNmVDGQ?t=15s
冒頭に張ったリンクを再掲。DJとVJは同時にするとめちゃくちゃ大変です。頑張りましょう。
あと見て分かるとおり見れなくはないのですが、ちょこちょこ処理落ちを起こしてます。強いマシンが欲しいですね。
上記リンクは動画なので携帯の人はパケット気をつけてね。

これでオーガナイザーに「僕こんなVJするんですよ」と大手を振って言えますね!

なお僕のVJですがかっこいい映像にさりげなくオタク映像を交えつつ、拍に合わせて動画を細かく切り替えてグルーブ感を作るタイプのVJが得意です。PRO DJ LINKの通信を利用してVJソフトのBPMを制御したり、iPhoneのカメラで撮影した映像をその場でVJに取り込む、Air Serverを立てておいて一般の客に映像ソースを投げさせるなど、技術力に定評があります。オファーお待ちしております。


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